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タオルの用語集(た行) glossary-towel-t

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ターキッシュタオル 17世紀のトルコでタテ糸とヨコ糸で織られた布に別のタテ糸をパイルとして差し込んだ織物として考案された手工芸品がターキッシュタオルです。トルコを旅行したイギリス人民族学者ヘンリー・クリスティーがこのループパイル織物と出会い、帰国後、試し織りを重ねてできた織物がイギリス、そしてアメリカに広まりました。

> ループパイル生地の工業化


タオルケット 厚手のタオル地で作られ、身体の上にかけて、あるいは身体をくるんで使用する寝具です。 タオルケットとは、「 towel タオル 」と、毛布を意味する「 blanket ブランケット 」を合わせた和製英語です。通気性・保温性・吸水性にすぐれ、主に夏場に使用されます。タオル地の良さから快適な寝心地を確保しながら、体温を下げすぎないようにするために使用されます。材質は主に、綿や、綿とポリエステル等の混紡糸を織り上げたタオル地で、利用者の好みに合った質感を作り出すため、様々な種類が生産されています。肌触りの良いタオルケットは夏場のふとん代わりでしたが、エアコンが普及した現代では、季節を問わず使用されるようになっています。
タオルシーツ 通常のフラットシーツは布団に合わせて織って作られ、薄手で繰り返しの使用や洗濯に強い製品です。タオルシーツはその名のとおりタオル地で作られたシーツで、通気性と吸湿性が優れ、保温性も良好ですので冬場によく使用されます。パイルは短かめで、やわらかな肌あたりがあり、よりあたたかく感じられます。
タオルハンカチ ガーゼなどの平織りハンカチに比べ、ボリュームがあり吸水性も優れるハンカチです。ミニハンカチとも称されます。ハンドタオルやウォッシュタオルなどとは別に、20cm~25cm四方のサイズで作られています。
タオル織機 普通の織機と異なり、パイル糸を生地に織り込む装置がついています。タオルのタテ糸(経糸)とパイル糸が同じ速度で送り出されるとパイルが作れません。タテ糸よりも速くパイル糸が送り出されることで、たわみが生まれ、パイルが形成されます。パイルの送り出し速度に応じてパイル倍率が決まり、タテ糸の7倍ならパイル倍率7倍といいます。毛足の長いタオルはパイル倍率が大きくなり、ドラム対応タオルなどパイルが低いタオルはパイル倍率が低くなります。
タテ糸(経糸) 織物の縦の方向に通っている糸をタテ糸といいます。地球の経緯と同じでタテは経糸と表記されます。出来上がる布の長さと幅は、準備した経糸の長さと本数によって決ります。チェック柄を織るなら、色の違う経糸を並べておく必要があります。一旦織り始めると途中で経糸を変更することは基本できません。タオル織りでは、タテ糸は1本あたりに約100g程度のテンション(引っ張り強度)が必要とされています。
単糸 紡績した1本のままの糸を単糸といいます。2本束ねたものは双糸です。単糸は双糸に比べ糸の強度は下がりますが、製造コストも安く、柔らかくソフトな風合いに仕上がりますので、その良さを生かした生地作りで選択されています。タオルの場合、単糸のパイルはよじれてねてしまいやすく、双糸パイルの方がきれいに立ちやすい傾向にあります。
短繊維 木綿や羊毛のようなわた状の、2~3cm程度のものを短繊維(ステープル、StapleFiber)と呼びます。長いものは長繊維(フィラメント、FilamentYarn)とよばれます。天然繊維は通常紡績糸(SpunYarn)になります。一方、化学繊維は長さを自由に決められますのでフィラメントとして作られます。もちろん用途に応じてステープルとすることもできます。
中空糸 中空糸とは、通常の紡績糸とは異なり、ストローのように中央に空洞を持った糸です。元々は構造物を軽量化するために内部を繰り抜く手法として広く使われており、綿糸についても同じ太さ、長さの糸より軽量で、吸水力とそのあとの発散が良くて乾きやすいという特徴をもっています。タオルで中空糸を用いると、ボリュームの割りに軽く、柔らかい製品が生み出せ、仮に洗濯を何度繰り返しても糸の中空の形態が変わらないので、その軽やかさは新品同様の風合いを保ちます。
中国綿 中国は400万トン水準の生産を続ける世界最大の綿産国です。中世から大河流域で大規模に生産されていました。
超長綿 超長綿は綿繊維の平均長が平均35mm以上のものです。天然繊維である綿は様々な品種があり、その綿繊維も様々で、特に長い品種を超長綿と呼んでいます。エジプト綿、海島綿、スーピマ、スヴィン綿等がその代表格です。ELS綿(extra long staple cotton)と呼ばれます。超長綿は1本1本の繊維も細くしなやかで、糸にした時も同様な性質を持ちます。糸にした時の反射率も高いので、シルクのような光沢もあります。繊維が長いため紡績すると細くて強度のある糸ができ、洗濯でも痩せにくく毛羽立ちの少ない糸ができるため、今治タオルでは特に利用率が高い綿です。
テリーモーション タテ糸とヨコ糸にパイル糸と呼ばれるタテ糸を加えた3種類の糸を用いてタオルを織る独特な動作をテリーモーションと呼びます。通常の織物は1本ずつ緯糸を筬で強く打ち込むのに対し、テリーモーションではパイル糸を間隔を空けて打ち込み、タテ糸を加えてしっかりと打ち込みます。平織りと異なり、タオル織りの際はタテ糸はしっかり張りますが、パイル糸は緩めに張ります。送り出しを早め、弛みを作ることでループ状にパイルが作られます。
ドライユース ウェットユースとは異なり、濡らさずに使うことです。水分や汗を吸うことを目的としますので、その吸水性や吸水量が求められるため、サイズは大きく、ボリュームもしっかりある厚手のタオルが適します。代表例はバスタオル、フェイスタオルで、用途に応じて各種サイズや機能付与されたものも販売されています。

> ドライユースとウェットユース


ドレープ(drape) 布が自然に垂れ下がった状態の様子です。ドレープとは「ひだ」のこと。カーテンのひだなど、自然に出来る布のたるみが美しいひだを描いた様をドレープ性と表します。反対の意味としては「はりがある」となります。衣装などの布生地が ダンスなどで回ったりした時に綺麗に拡がる性質で、女性が身に着けた時に美しい体のシルエットラインを表現できるため婦人服で重要視されます。