今治タオルはそのブランド保護のため、規格外タオルと混同してしまわないよう、認定マークの展示や使用について厳格なルールを取り決めております。商品へのタグ(下げ札)やネームについてはもちろん、ラッピングや箱詰めの資材についても、その使用と取り付け方にも明確で公平な基準が設けられています。
認定マークは審査基準をクリアしたタオルにのみ、付けることが許可されており、株式会社サムライの代表佐藤可士和氏によってデザインされたものです。一度見たら忘れられないシンプルかつ明確な色づけのロゴデザインで、使用に関しては変形や色、書体の変更しないよう定められており、ミニマムサイズ(縮小限界)や余白の指定まで細かく規定があるものです。広告媒体への使用にも許可制を定めており、ブランド確立に向けた熱意が伝わってきます。
今治タオルには、認定を受けた証としてヘムにネームが縫い付けられております。そのサイズや支給にもルールの明確化がされており、複数の今治タオルをお使いのお客様にも、そのネームを見るだけで、「同じ」今治タオル認定商品であることが伝わります。当たり前のことかもしれませんが、100社以上もある今治のタオルメーカーさんが、認定を受けた商品に、共通のネームを付けている。その統一とルールの遵守によって、どこのタオルメーカーさんが作ったものであれ、「これは今治タオルだから安心だ」と信頼感を与えてくれているのですね。
ネームの裏には4桁の数字が印刷されています。これは四国タオル工業組合の組合員(各メーカーさん)の固有番号です。ですので、タオルの作り手を調べる際は、企業番号から検索することが可能です。長く使ってきたお気に入りの一枚が「どこが作った何という名前のタオルか分からない」ということは多々あると思います。ご購入されたお店に聞くのが一番ですが、お店も分からなくなった場合はタオルメーカーさんを調べてみるのも手です。
お気に入りの今治タオル。
そのタオルの名前や作り手を知ることで、もっともっと好きになるかもしれませんね。
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