一般的なタオルは、原糸を使って織り上げた生地を後で染工場で染め上げる後晒しタオルとなります。
もう一つの方法は今治タオルで使われる先晒し先染めです。生地を後晒し後染めしたものと比べると、綿が本来持っている柔らかさを引き出したタオルをつくることが可能です。先に晒すことで見た目も綺麗な先晒しですが、双糸を使って丁寧に晒しと染めをされたタオルであっても糊抜きや湯洗いができていなければ水を吸わないタオルになってしまいます。
このような問題が出ないようにするために、厳正な品質基準を設けており、タオルの断片を水に漬けてから5秒以内に沈む吸水性試験などを通過したタオルのみ市場に出荷されます。
また、吸水性、脱毛率、パイル保持性、耐光・洗濯・汗・摩擦に対する堅牢度といった項目毎に試験方法を設定し、判断基準を設定しています。