乾いた状態で使うドライユース、濡らして使うウェットユース。
タオルはサイズだけでなく、用途によっても分類があることをご存知ですか。
バスタオル、フェイスタオルなどはドライユースの代表です。
濡れた体、顔、手などがら水分を拭うために使われます。
吸水性のよさ、吸水量の多さが求められるため、厚手でしっかりとしています。
日本では、その肌ざわりも重要視されるので、
ふわふわでやわらかいタイプ、シャリっとしたタイプなど、さまざまな質感のタオルがあります。
また、タオルシーツやタオルケット、ピローケースなどの寝具類、
首からかけて使いやすいスポーツタオルなどもドライユースです。
浴用タオル、ウォッシュタオル、おしぼりなどはウェットユース。
浴用タオルは、日本の風呂文化が生んだ日本独特のタオルです。
古くからある手ぬぐいを元にしたサイズで、水を含んだ状態で使いやすい仕様になっています。
お風呂で身体を洗うときに使われる、絞りやすくて扱いやすい薄手のタオルです。
ウォッシュタオルは浴用タオルと同じく身体を洗うためのタオルです。
浴用タオルよりも小さな正方形サイズ(30cm×30cmくらい)で、海外ではポピュラーなものです。
背中をゴシゴシするには身体がやわらかくないとできませんから、
ご年配の方には使いづらいかもしれませんね。
ドライユースのタオルを水に濡らしたら、すごく重くて絞りにくく、扱いづらいことがわかります。
海外のホテルなどで、バスルームにあったハンドタオル(日本のフェイスタオルより少し幅広のタオル)を
浴用タオルとして使ったら大変なことになったという話も。
水を含むとボテボテして身体は洗いづらいし、絞ってもボタボタ水が垂れて一向に乾かない……
日本の旅館に置いてある薄手の浴用タオルとは、仕様がまったく違うのでご注意ください。
タオルが何の用途で作られたものか、その性質をふまえて、きちんと使い分けるのが大切なんですね。
適材適所で快適な、今治タオルのある生活を!
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