タオル織りに使う糸は複数種類あります。また、使う糸はタオルの用途や目的によって異なってきます。
『パイル』
タオルを真横から見ると、糸が立体的に浮き上がっています。この輪のように浮き上がった部分をパイル(ループ、輪奈)と言います。タオルは通常の織物と同じように、タテ糸とヨコ糸で組織された布にパイルと呼ばれる別のタテ糸が織り込まれパイルをつくっています。
『パイル糸』
パイル糸は1本当たり約10g以上の引っぱり強度が必要とされており、タテ糸に比べると引っぱり強度が重要でありません。タテ糸ほどの摩擦がかかりませんが、生産する途中で何度もこすれてしまうため、摩擦に耐える糸にする必要があります。
『タテ糸』
タオル織りに適したタテ糸は、鯨寸3.78mの間にタテ糸を40本並べる、筬(おさ)40番のタオル生地を織るために、一般的な織り幅の織機にセットされるタテ糸には、1本あたり約100g程度の引っ張り強度が必要とされています。
『ヨコ糸』
タオル織りに適したヨコ糸には、織機がヨコ糸を挿入して打ち込むスピードに、糸切れせずついていく、強度と伸度が求められます。
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