一般のタオルであれば、極端に良いものがあったり極端に悪いものがあるかもしれません。
今治タオルについては、吸水性・脱毛率・パイル保持性試験や染色堅牢度試験など項目がいくつもあり、これらの試験を合格されたものしか販売されません。しかし稀に不良品があったり、保管状況によってヤケが残っていたりするとクレームの原因になったりすることもあります。
- パイル抜け・・・タオルだとどうしても発生してしまうのがパイル抜け。近年は生産技術も上がり、パイルの抜けにくいタオルが増えつつありますが、それでも抜けてしまいます。軽微なパイル抜けの場合は、鋏で根元からカットします。また洗濯時に柔軟剤を使用するとパイルが抜けやすくなるので控えめにするなど注意が必要です。
- 色焼け・・・屋内屋外問わず光に長時間晒されると色焼けしてしまいます。長期間使わないタオルはタンスや蓋付きの箱などに入れておくことで焼け防止になります。
- 黄変・・・酸化防止剤BHTを使って長期間保管しているとタオルが黄色く変色する場合があります。
- 毛羽落ち・・・品質基準において、脱毛率0.2%~0.4%前後の基準が設けられていますが、無撚糸は抜けやすいので0.5%となっております。
- 色落ち・・・堅牢度試験に合格した今治タオルであっても、水道水の塩素が多かったり、漂白成分が含まれた洗剤に長く漬かっていると色落ちすることがあります。