品質の高いタオルをつくるためには、厳選された綿を糸に紡ぐ工程も重要です。
糸の原料になる綿花はアメリカやエジプト、インドなど国や品種によって特徴があります。
- まず混打綿という工程では、綿ほぐしてゴミが取り除かれます。
- 梳綿・精梳綿工程では、繊維の方向を揃え、糸にならない短繊維を取り除き、ロープ状のスライバーにします。梳綿工程のみではカード糸、一定の長さ以下の繊維を落とす精梳綿工程を通すとコーマ糸になります。
- 練条工程では、8本のスライバーを束ねて引き延ばし、繊維の方向を更に整えて均一な太さにします。
- 粗紡工程では、スライバーを引き延ばして細くし、軽く撚りをかけていきます。
- 精紡工程では、粗糸をさらに細く引き延ばし、決められた番手(太さ)と一定の撚りをかけます。綿から糸を紡ぐ最終工程となります。
- 捲上工程では精紡で仕上げられた糸の不良を自動的に検知してカットし、品質をチェックしながら糸菅(チーズ)に捲き上げています。