洗濯で、衣類をやわらかく仕上げたいときに使う柔軟剤。
柔軟剤は、繊維の表面に潤滑性のある薄い皮膜を作ることで、触った時の摩擦抵抗を減らし、洗濯物の肌触りがやわらかく感じられるようになるものです。繊維自体をやわらかくするわけではありません。
ですから、新しいタオルに使用してもあまり効果は感じられず、表面がコーティングされることで逆に吸水性が落ちたり、繊維がすべってパイルが抜けたりする場合があります。
すこし硬いかなと思ったら
今治タオルに関していえば、柔軟剤は毎回投入するのではなく、タオルが前よりゴワゴワする、硬くなったと感じるときに使うのが効果的です。綿毛布など、吸水力をあまり必要とせず、柔らかな肌触りを求めるようなものには、洗濯の度に柔軟剤をお使いになってもかまわないでしょう。
また、タオルに香り付けをしたい場合は、柔軟剤ではなく、洗濯後にファブリックミストやランドリーミストをお使いになるのもおすすめです。
高品質のタオルはちゃんと使ってあげれば相当に長く使うことができます。