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タオルの主な原料である「綿(コットン)」。
そのタオルの原点ともいえる「綿」に立ちかえるプロジェクトが、
今年実を結びました。
プロジェクトの発起人は今治タオルメーカーの「株式会社ハートウエル」さん。
「伊織」でも多数のオリジナルタオルを織っていただいている老舗のタオル工場です。
「安心・安全な綿花を
自分たちで育てたい」
ことの始まりは3 年前、ハートウエルのスタッフで、
海外にあるオーガニックコットンの畑を研修で訪れたことからはじまります。
広大な畑を目の前にしたとき、
「タオルメーカーとして、タオルの原点である“ コットン” に立ち返るべきではないか…」
そう思い、今治の工場裏手で約500 坪のコットン畑を始めたそうです。
失敗した1年目。
しかし、1年目は長雨で綿花が湿気てカビが生えてしまったり、
うまくコットンボールが開かなかったりと、商品化にはいたりませんでした。
そして2 年目、地元の農家さんの助けなどを得て、コットンの収穫に成功。
大阪の紡績工場で紡績後、自社工場に持ち帰り、
はじめて自分たちで育てたコットンでタオルを織りました。
収穫した綿花でできたのは1000枚のタオルハンカチ。
愛媛県今治市「朝倉」で大切に育てたコットンを
100%使用していることから「ASAKURA」と名付けました。
原点に立ちかえる
▲2016年6月の苗植えの様子。ハートウエルのスタッフさんと伊織スタッフ
実は、3年目から「伊織」のスタッフもこの活動に参加させていただいています。
小さな苗から一枚のタオルになるまで。
タオルの専門店として、“ 原点であるコットン畑に立ちかえる”。
海外にある広大なコットン畑に比べると、猫の額のような小さな畑ですが、この活動を通じて、
コットン畑からタオルとくらしの心地よい関係を追求していけたらと思っています。
今回、「伊織」で取り扱うのは限定200枚。
コットンのやさしい風合いを活かした生成りのミニハンカチです。
化学的な後加工をほとんど行っていないので、最初は少し固く感じるかもしれません。
しかし、使うほどにやわらかさが増し、肌にぴったりとフィットしてくる、
まさに「育てる」タオルです。
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ASAKURA -2016-
2016 年8 月下旬発売開始
サイズ:約25 × 25cm
限定200 枚
価格:税込3,240 円
取り扱い店鋪:伊織各店(一部店鋪を除く)
販売元:株式会社ハートウエル
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