〜余談〜
素材からはじまるものづくり。使い続けられるものづくり。
ランドスケーププロダクツ 代表取締役
池田さん
伊織 商品企画マネージャー
松浦
普段のものづくりも、みなさんでアイデアを出し合いながらすすめているのですか?
誰か一人が企画して取り組むというパターンもありますけど、今は誰かが考えたものをみんなの平場に出して、またそこからさらにもう一回揉んでというのが多いですかね。
「このタイミングで新商品を出す」など、なにか定期的な目標などありますか?
年に1回、合同展示会をやっていたのですが、今はコロナ禍でお休みしています。いつもそこを目標にして開発していたんですけど、どうしても無理矢理ゴールを決めてものをつくると課題みたいな取り組みになっちゃうのがよくないなと以前から気になっていて。
なので状況が変わったおかげで、スケジュールに囚われてものを考えなくなったのは逆にいいことだなと思っています。そのなかで、ちゃんと自分たちで気になったコトとか、素材とかをしっかり読み解いてからものをつくることを再認識しているかな。
「あの素材だったらこういうことができそうだなー」というのが考え方の入り口になることが多いかもしれない。
どんな素材が多いですか?
やっぱりインテリア用の素材がベースになって考えることが多いですね。展示会に行っても、製品を探しに行くというよりは、メーカーと素材を探しに行っているほうが強い。最近はリサイクルプラスチックとか、ああいうのをみて何ができるかを考えることが多いかな。
最近は「捨てられるもので何ができるか」というようなテーマが多いですよね。そういうメッセージを受け取ると、私たちは商品開発として「タオルをつくり続けていていいのかな」っていう気持ちになったりもするんですけど……
でもやっぱり「使われるようなものをつくっていこう!」という話をいつもしています。
何通りも使い道があれば長く使い続けてもらえるきっかけにもなるし、つくる側としても、本当にボロボロになっても最後まで大事に使ってもらえるような発信を定期的に続けていきたいと思います。