目次
数あるタオルの中で伊織のタオルを選んでくれる、あの人。
いつもお店に来てくれる、あの人。
一体どういう人なんだろう。どんな暮らしをしているんだろう。
伊織のタオルを通じて出会った、ちょっと気になる人たちに、タオルのこと、身の回りのこと、よかったら教えて! とインタビューしていくこちらの企画。
第4回は、伊織の松山店・道後湯之町店・KITTE丸の内店で取り扱っている人気の「パン豆」を製造・販売しているポン菓子専門店「ひなのや」の玉井大蔵さん。
もともとは大手企業で営業の仕事をしていた玉井さん。27歳の時、実家の農機具屋を継ぐために愛媛に帰ってきた玉井さんが辿り着いたのは「パン豆(ポン菓子)」をつくること。まずは、その経緯からうかがいました。
暮らしを楽しむ 人とタオル
#004 玉井 大蔵
パン豆ひなのや(株式会社りんね 代表取締役)
インタビュー・テキスト:森香奈子/撮影:森川誠治
そもそもは農家さんに儲けてもらおうと始めたこと
− どうして農機具屋さんがポン菓子屋さんに?
実家は、トラクタやコンバインといった農業機械の販売店を営んでおり、僕が三代目になる予定で一度継いだんですね。いざやってみたものの、そもそも農機具ってとても高くて、たくさん売れるものではなかったんです。ほとんどの農家さんがお米をつくるだけでは採算が取れない、なかなか買えないという声をたくさん聞いて。だったら、お米が高く売れて、農家さんが儲かるようになったら機械を買ってもらえるかもしれない! という発想で、はじめはお米の販売代理店のようなこともしていました。
お米で加工品をつくったらビジネスとして成り立つんじゃないか
農家さんに儲かってもらうために、まず高く買う。でもお米って、付加価値をつけるのが難しいんですよね。ましてや愛媛は米どころでもないので、なかなかうまくいかず。ちょうどその頃「農業の6次産業化」というのが世の中的に流行り始めていて、お米でそういう加工品をつくったらビジネスとして成り立つんじゃないかと思い、初めは妻と二人で大福やおにぎりをつくって販売してみたんです。
でも近くの産直市場に持って行っても、生ものだからその日に売れなかった場合には回収しなきゃいけなくて。
そもそも農家さんに儲けてもらおうと始めたのに、ある程度量産できないと意味ないでしょ? そういう課題もあって、ほかに何かないかと考えていたときに「ポン菓子でもやってみたら?」というアドバイスをもらったんです。実は会社を立ち上げるときに、えひめ産業振興財団が主催するビジネスプランコンテストに応募して採用していただき、その補助金でいくつかお米を加工する機械を購入してたんです。その中にポン菓子の機械があったので、試しにつくってみたところ大福よりもよく売れて、賞味期限も長いし、これはいいかも! と。
地元西条市では引き出物の定番 “婚礼福菓子”
– ポン菓子というのは、愛媛ならではのお菓子なのですか?
「愛媛の特産品」という訳ではないですが、地元西条市では “婚礼福菓子”として引き出物の定番なのでとくに馴染み深いですね。「パン豆」という呼び名も東予地区(愛媛県の東部地域)ならではの呼び方です。関西では「パットライス」、北陸では「コメハゼ」など、地域によって色んな呼び方がされてますが、全国的には「ポン菓子」だそうです。
ポン菓子の発祥は、アメリカの大学の研究室と言われていて。100年以上歴史はありますが、そのことについてはコラム(2020/11/6 の記事)にも書いたことがあります。
まずはみんなの好きな味から始めました
– 現在販売しているフレーバーのアイデアはどのように生まれたのですか?
初めはシンプルに砂糖だけで作っていたんだけど、それだけだと寂しくて。ポン菓子を作り始めた当時から、ただ地元での人気になればいいというゴールは目指してなくて。当時、BRUTUSのような都会的で洗練されたイメージの雑誌に強いあこがれを抱いていて、ただのパラパラとしたポン菓子を編集部に送って「お取り寄せ特集に紹介してくれ」と言っても、きっと通用しないとだろう思って。どうやったら掲載されるだろうという目線で試行錯誤して、ポップコーンに似ているからキャラメル味にしてみようとか、チョコ味にしてみようとか、まずはみんなの好きな味から始めました。まだドラゴンフルーツ味とかチアシード味みたいな、突拍子もないものは挑戦できていませんね(笑)。10種類ほどある中で、最も個性が際立っているのは「伊予柑味」ですかね。お米に柑橘って、あまり組み合わせないでしょう。
お米に柑橘、混ぜてみたら「意外とうまい!」と
– それはやはり地元の素材だから結びついたとか?
愛媛だからっていうのは、外せなかったですね。ちょうど当時お世話になっていた柑橘ピール屋さんの社長さんに「うち、こんなんつくりよんよ。まぜてみいや。」と貰ったものを試しに混ぜてみたら「意外とうまい!」となって。もう11年目になるけれど、オープン当初からあるフレーバーが「キャラメルナッツ」「玄米きび砂糖」そして「伊予柑」の3つですね。
ひなのやといえばこう! というイメージが……
– パッケージにはどのようなこだわりがありますか?
一番最初のデザインは、隣町に住んでいるデザイナーさんに描いてもらいました。純和風のイメージでもないし、かといってスタイリッシュな洋風にするには無理があるぞと。ちょうどいいモチーフを探しているときに、業務用の小麦粉のデザインが目にとまって、そこからデザイナーさんと一緒にイメージを膨らませました。
初代パッケージデザインは8年間使いましたが、2020年の6月のフルリニューアルで思いきって新しいロゴマークに変えました。これまでのブランドイメージを損ねず、すずめのモチーフもそのままに。なにかグッズ展開するときにも、ロゴマークがあると分かりやすいし、使いやすいかなって。
今後はこのロゴマークをシンボルにして、ブランド全体の整合性や拠点を整理整頓していきたいなと少しずつ進めています。さらに10年後には、ひなのやといえばこう! というイメージが、もっとはっきりとしていたいですね。
地域外の人と自分が住んでいる場所をつなぐ窓口的存在になれたら
– つねに「ここを目指そう!」という目標がはっきりしていますね。
いえ、正直ブレッブレですよ(笑)。もともと田舎が嫌いだからといって県外に出て行ったけど結局戻ってきたり、農家さんが潤うためにと始めた加工品づくりも、正直うちが購入しているお米の量なんて本当に微々たるものだから、ひなのやがあるからこの地域の農業が潤っているという関係性にもなれていなくて。農業振興として事業をすすめていくのは無理があると感じた2、3年目に方向転換ではないですけど、ポン菓子を通じてこの街のことをもっとたくさんの人に知ってもらいたいというか、地域外の人と自分が住んでいる場所をつなぐ窓口というか、そういう存在になれたらいいなと思い始めたんです。
来月から急にアパレルを始めます! なんて言い始めるのはあまりにブレまくっておかしいけど、今おかれている環境をどう活かすかは自分次第だし、この先どうなるかはわからないけれど、多分この街に住み続けると思うので、それなりに素敵な街であってほしいし、いろんな人にも来てほしい。
そういう目標点にアプローチできる事業は続けていきたいと思っています。
この土地にあるいい素材を、きちんと経済価値に変える仕組みや、技術やアイデアで、もっといい街に
– みんなに伝えたい東予地区・西条の魅力はなんでしょうか?
生活環境がすごくいいですね。ほどよく都市で、海も近い。里山もしっかりあって、春夏秋冬がしっかりとあります。あとやっぱり水が豊かなのが魅力です。水が綺麗だと、お米も果物もお酒も美味しい。ひなのやの松山店を開店する際にお世話になった建築事務所の方が「水がいいと街もいい」と言っていて。その方が以前住んでいた鎌倉もそうだし、栃木の那須や、長野県の軽井沢も水がいいんですよね。だから素材が良くて、それを上手に加工するお店がたくさんあって。環境が良いと保養地として人々が遊びに来るでしょ? 人の出入りが多いと新陳代謝もあるし、自然といい街になっていくんですよね。西条にもそういうポテンシャルがあるよと言われたときに、この土地にあるいい素材を、きちんと経済価値に変える仕組みや、技術やアイデアがもっと集積していけばもっといい街にできるんじゃないかと思いました。素材を活かしている会社として、もっと努力しなきゃいけないなと。これからの目標ですね。
– さて、タオルのお話を! 今回はご家族みなさんで使っていただきありがとうございます。(事前のアンケートから)一番のお気に入りは「kaze」ですか。
スリムバスタオルというのを初めて使ったんですけど、なんのストレスもなく快適に使えました! 個人的にタオルという存在は、生活の中であまり意識しないぐらいが一番いいと思っていて。お風呂上がりなどに「あ〜、さっぱりした〜」とストレスなく拭けて、日々の流れを阻害しない存在であってほしいんです。あまりにもゴージャスなタオルは「自分に似合わないな」と思っちゃうし(笑)。とくにこの「kaze」と「umi」は我が家にしっくりと馴染みました。
家族それぞれにちょうどいい、スリムバスタオルとバスタオル
– 普段はあまりバスタオルを使わないとのことで。理由はなんですか?
家事をしてくれる妻に「洗濯物が多いよ!」といつも言われるので、普通サイズ(フェイスタオル)を主に使っています。帰宅するのが早いので、毎日子どもと一緒にお風呂に入っているんですけど、息子はまだ4歳なのでフェイスタオルで全身拭いてもまだタオルに余力がある。自分の髪も短いので、タオル1枚を二人で問題なく使っていたのですが、やっぱり、たまにはバスタオル使いたいなとも、思っていて……そんなときにこのスリムバスタオルサイズに出会えたので、本当にちょうどよかった!
– ご家族みんなフェイスタオル派だったんですか?
妻と小学一年の娘は、バスタオルを使っています。バランス取れてるからいいんですけど、男子はなんか分が悪いですよね(笑)。でもやっぱりバスタオルを広げて干していると場所をとるし、乾きにくいものもある。だからこのスリムバスタオルは干す場所を取らないという点でも優秀ですね。
– スリムバスタオルは、お子さんがもう少し大きくなったら「お子さんがひとりで使えるバスタオル」としてもオススメのサイズですね。ちなみに、こちらのタオル(「Farm」)は田んぼがモチーフになっていて、中央に走らせたラインはあぜ道のようなイメージで。この凸凹で、田んぼの畝や種を表現していて、“芽吹き”がテーマなんですよ。
– もうひとつお使いいただいた「non-pile」ですが、パイルがないのでタオルらしくないタオルだったかもしれませんね。どのように使っていますか?
「じゃあタオルじゃないのでは……?」と(笑)
まだ肌に触れて試せていないんですけど、今は松山店のカウンターで、洗った食器を置くところに敷いたり、水気を拭き取るときに使っています。
実はうちの社員に元タオルメーカーで働いていた子がいて、その子に昔「タオルの定義ってなに?」って聞いたときに「パイルがあるかないか」というのを教えてもらったことがあって。伊織さんから「これはパイルがないタオルなんです!」と聞いたときに、「じゃあタオルじゃないのでは……?」と思っていました(笑)。
– これまでタオル選びにこだわりはありましたか?
絶対このタオルを、というこだわりはないですね。他の物選びにも共通しますが、できるだけ長く使えるものがいいし、実際に長く使われているものを好んで選びますね。たとえば靴だと、コンバースの定番スニーカーとか。やっぱり何十年も世の中に存在し続けられている・支持されるつづけているものは良い物だと思います。値段が高いからいいとか、そういうことではなくて。そこは自分がやっている仕事もそういう風になっていきたいという、憧れでもあります。
– タオルのお洗濯頻度と、買い換えるタイミングを教えてください。
タオルの洗濯は毎日ですね。小さい子が二人いると、洗濯は最低1日2回はしています。買い替えのタイミングは、やっぱりストレスを感じるときかな? 肌ざわりがゴワつくとか。タオルは使いすぎると、水が吸わなくなったりもするんですか?
– 洗濯環境によりますが、ちなみにご自宅ではどんな洗濯機・洗剤でお手入れしていますか?
洗濯は妻に任せっきりですが、洗濯機は縦型洗濯機で、液体洗剤を使っています。柔軟剤も使っているかな。
– 吸水性の話からすると、実は柔軟剤を使っているかどうかが大きく関わってきます。柔軟剤は衣類の繊維をコーティングして、肌ざわりをなめらかにする効果があるものなんですが、パイルにとっては、綿が本来持っている水を吸う力に蓋をしてしまうことにつながってしまうので、実はタオルに使用することはおすすめしていないのです。柔軟剤=ふわふわというイメージがあるかもしれませんが、本来は柔軟剤に頼らなくても、正しい洗濯方法でお手入れすれば、綿そのものの吸水性や柔らかさをたのしむことができるのです。
正しい洗濯方法ですか?
– これは手ざわりの話にもつながるのですが、タオルのゴワつきの原因は、洗濯機を回すときから干すときのひと手間が大切で。
タオルをお洗濯するときに一番いい条件は、たっぷりの水で、なるべく他の繊維との摩擦がないように洗うこと。横型(ななめ)ドラムの洗濯機だと、とくに節水タイプが多いので、これは少ない水でも叩きつけて洗うことで汚れを落としているんですね。脱水後のタオルはさらにベチャッと潰れてしまい、その状態で乾かすと、本来ふんわりとなるはずのパイルが膠着したまま固まってしまい、肌ざわりのゴワつきにつながってしまいます。「たっぷりの水で洗うこと」は縦型洗濯機でお手入れするときにもオススメしたいお洗濯のコツです。それでも脱水するとパイルはある程度つぶれてしまいますが、干す前にパンパン! とタオルを(できれば20回程度)振り捌くことで、パイルが立ち上がって、乾いたときの仕上がりが全然違います。
= お洗濯のコツ まとめ =
たっぷりの水で洗う
干す前のタオルパンパン!
参考:伊織のyoutube「タオルの振りさばき方」
– このふたつを取り入れるだけで、柔軟剤なしでもフワフワ感&吸水性を保ちながらお手入れをすることができます。
毎日のこととなるとタオルを1枚ずつ20回も振ったり、毎回たっぷりの水で洗うことは正直難しいような気もするけど……まさか柔軟剤でそんなに影響が出るとは。
– 日常生活で毎回はもちろん大変なので、ふと思い出したときにやってもらうだけでも変わると思いますよ。柔軟剤も決して悪の存在ではなく、役割や素材の性質を知った上で使っていただければと思っています。洗濯洗剤・石鹸だけのお手入れではどうしても肌ざわりが気になるとなったときに柔軟剤を少し使ってみることも、応急処置のひとつです。タオルと長く、気持ちよくつきあうための方法として、いろんな選択肢を提案していきたいと思っています。
– (事前アンケートの回答より)タオルや暮らしの道具を選ぶときのこだわりは「信頼性」を一番重視するとのことでしたが、信頼を置いて長く愛用している定番ツールはなにかありますか?
このモンブランのペンかな。会社員時代に上司からいただいたものです。書きやすさだけで言ったら100円のボールペンでも充分なんだけど、これは長く愛用しています。
車での移動時間はインスピレーションが生まれるタイミング
あと車選びに関しては、マニュアルトランスミッションの車を選ぶというのがこだわりかな。マニュアル車は自分の意思がダイレクトに運転につながるのが気持ちいい。変な話かもだけど、子どもの頃は陸上部で、そのころから風が流れている感じというか、自分で進んでいる感覚が好きなんですよね。毎日松山と西条の往復で移動する時間が長いから、その時間を気持ちよく過ごすようにしています。自分にとっては気分転換になるし、インスピレーションが生まれるタイミングでもあります。
– 移動時間についてはコラムでもお話しされていましたね。HPやインスタでは商品の紹介だけでなく、玉井さん目線の小話を発信をされていますよね。どういう人がつくっているかを伝えることは、商品の魅力発信にもつながっている気がします。
人の影響力と、ご縁のつながりと
やっぱり人なんですよね。松山店を設計してくれた建築家チーム(設計事務所岡昇平)が言っていたのが「空間を決めるのは設計や什器ではなく、そこに出入りする“人”だ。」ということ。人の影響力というのは、空間に対して最も重要なんだそうです。
– もともと文章を書いたり読んだりするのがお好きなんですか?
ご縁がつながって、京都の誠光社さんから毎月本をまとめて買っているのですが、別に読書家というわけではなくて。前から恵文社みたいな本屋さんが地元にあったら嬉しいよねという話を友人としていたのですが、言ってるだけではできるわけないだろうと。それで自分ができる範囲からやってみようということで、松山店に開放書架を設けてみたんです。街に対しては開放していたら、ベクトルだけでもそちらに向くのではないかと思って毎月本を買い始めて、無料貸出もやってたんですけど……PR下手なのか、あまり利用者は伸びずで。でも借りてくれる人はみんなちゃんと返してくれました。うちに来るお客さんは、本当にみんな良い人が多い。
– (事前アンケートの回答より)玉井さんにとってタオルとは「何気ない日常をしっかりと支えてくれるもののひとつ」とお答えいただきましたが、他にも自分を支えているもの、自分を豊かにしているものはありますか?
早朝、開店前の店内で過ごすひとりの時間でしょうか。コーヒーを淹れて、好きな音楽を聴きながら一日の仕事をゆっくりスタートするのが至福です。
自分たちの想いを発信しながら、コミュニケーションをきちんと重ねて
– 最後に、今後のひなのやのこと・これからも大切にしたいことを教えてください。
お菓子メーカーとして譲れないことは、手を抜かず、美味しいものをつくるということを最優先に考えること。たとえばどこかの大きな取引先から「賞味期限を半年伸ばしてほしい」と言われたとして、もちろん賞味期限が長いことはメリットなんだけど、ただ美味しいものを食べたい人にとっては、大して優先すべきことではないんですよね。賞味期限のことを優先してしまうと、作り方に制限が出てきたり、本来入れなくていいものを入れることになったり、ベストな美味しさが発揮できなくなる。パッケージについても、単純に資材が安いからという理由で選ぶのと、透明な袋に入れた方が、見たときの感動が生まれるという理由で選ぶのとでは、全然違う。
自分たちの都合でやっていきたいけど、そればかり突き詰めてやっていてもいいものはできないから「目の前のお客さまにいかに喜んでもらえるか」という目線もとても大切。自分たちの想いを発信しながら、コミュニケーションをきちんと重ねていって、いいものを作り上げていきたいです。
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玉井さんは最後にこんなことを教えてくれました。
「ポン菓子を始めるとき、実は今治タオルのあるメーカーさんにものすごく色んなことを教えてもらったんです。そのメーカーさんは元々あったタオルマフラーをリブランディングして、それを世界に向けて価値を高めていこうという動きを近くで見聞きできたことはとても役に立つことが多かったし、勉強になりました。今治タオルには最初からすごくお世話になっているし、ご縁を感じているし、今も追いかけたい背中ですね。」
地元への想い・ものづくりに対する想いを終始謙虚に、そしてとても素直な言葉でお話ししてくださった玉井さん。内に秘めたる熱い火種をそっと見せていただいたような気持ちになりました。
街の魅力には、人の魅力あり。
水の都・西条市。機会があればぜひ一度足を運んでみてください。
=プロフィール=
玉井大蔵 パン豆ひなのや(株式会社りんね 代表取締役)
愛媛県西条市出身。大学卒業後、大手電機メーカーに入社。27歳でUターンし、一度は実家の農機具販売店を継ぐ。31歳でパン豆ひなのや(株式会社りんね)を立ち上げ、地元でとれるお米を主原料に、様々な味わいのパン豆(ポン菓子)の製造・販売を行う。
ひなのやHP
https://hinanoya.co.jp/
=店舗情報=
ひなのや 壬生川駅前店
〒799-1353 愛媛県西条市三津屋南11-9
tel:0898-35-5628
営業時間:10:00 – 18:00
定休日:日曜・祝日
Café ひなのや 松山店
〒790-0003 愛媛県松山市三番町3-5-10
tel:089-993-7115
営業時間:10:00 – 18:00
定休日:日曜・祝日
=お知らせ=
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